Link to ソフトバンク:変わらぬ大金を浪費する体質 (英『エコノミスト』誌から):NBonline(日経ビジネス オンライン)
日本のマスコミがなかなか書かないことを、珍しく日経ビジネスが、英「エコノミスト」誌からという形で記事を載せています。
上の記事にかいてあるように、日本の個人投資家とヘッジファンドの投資スタンスは大きく違うことは、以前からネット上では指摘されていました。
しかし、その事を指摘すると、必ずソフトバンク応援団とも言うべき個人投資家の反対意見のみならず、罵詈雑言などが書き込まれるという状態です。
早い時期にヤフーに投資した孫氏の判断は大成功だった。しかし、今もソフトバンクは価値ある日本のインターネットポータル最大手ヤフージャパンの支配株主ではあるが、同社のその他投資先の大半は無価値なものだった。
かつて1万9800円の最高値をつけたソフトバンク株は現在、3000円(25ドル)以下で売買されている。外国のヘッジファンドは、同社の莫大な債務と複雑な事業形態を考慮すると、これでもまだ株価は過大評価されていると考えており、ソフトバンク株を借りて空売りをかけている。先々、値下がりしたところで安値で買い戻す狙いだ。
ソフトバンクがボーダフォンを買収して、携帯電話事業の収益改善を報告しているのにも、裏があり、分割払いによる端末販売金額を全額、最初に一括計上しているようです。これは記事にもありますが、長期的には同社のキャッシュフローに影響しないものの、帳簿上、短期的に営業利益を膨らまし得る。
これを見て思い出したのが、YahooBBでADSLモデムを債権にして、第三国のペーパーカンパニーに売却。収益を一括計上したことです。
その後、ADSLは解約が相次いでいますが、その債権の返済がどうなっているのか気になるところです。
過去7・四半期でソフトバンクは合計2600億円の営業利益を上げていますが、純負債は2兆4000億円あり、自己資本の8倍強に上る。キャッシュの多くは、ソフトバンクのブロードバンド、固定電話、携帯電話事業への投資につぎ込まれている結果、同社のフリーキャッシュフロー(減価償却や設備投資を差し引いた純収入)は同じ期間に800億円の赤字になったと推定される。
言い換えると、ソフトバンクは依然キャッシュを垂れ流し続けているということで、新規増資か借り入れ、あるいは資産売却で出血を止めなければならない。1994年の上場以来、ソフトバンクの価値破壊力は驚異的だ。総合すると、同社は投資家から総額3兆2000億円以上受け取り、そのうち2兆8000億円を営業損失、投資損失及び設備投資に費やしてきた。
英エコノミスト誌は「ソフトバンクという孫氏のマシンは、片方からキャッシュを吸い込む力で際立っている。だが、反対側から微々たるカネしか吐き出さない点でも際立っているのである。」と書いていますが、投資家からキャッシュを吸い込み、キャッシュフローの赤字を補っているのが実態でしょう。